床材の選び方

飼育用品・グッズ

ハムスターを飼い始めて必要な道具を集めている際、「床材」ってどんなものを用意すればいいのかな?」と疑問に思った方。

・ハムスターが喜ぶ床材を選びたいけど、どれがいいのかわからない。
・床材にはいろいろな素材があるけど、それぞれの特徴がわからない。
・新聞紙を細かくちぎって床材にしてもいいの?

この記事では以下のような疑問にお答えします。

・なぜ床材が必要なのか
・床材にはどのような種類があるのか?それぞれの特徴を解説
・注意が必要な床材
なぜ床材が必要なのか

野生のハムスター土を掘ってその穴に、土、草、葉っぱなどを運び入れて巣穴を作っています。この土、草、葉っぱの代わりになるのが「床材」です。「床材」がゲージにあることにより、ハムスターは潜って温またったり、巣箱に運んで保温材にしたり、掘って遊んだりなどの役割があります。またゲージを登ったりする際、転んだり落ちたりして怪我するのを防ぐクッションになったりもします。

床材にはどのような種類があるのか?それぞれの特徴を解説

ウッドチップ

木製の床材です。木材を細かくしたもので食べても安全です。針葉樹(杉、松、ひのきなど)と広葉樹(シラカバ・ポプラ・ユーカリなど)の床材があり針葉樹のほうがアレルギーリスクが高いです。ハムスターにアレルギーがあるとくしゃみなどしてしまいます。保温性があり、入手しやすいポピュラーな床材の一つです。圧縮されて売られているウッドチップの中にはたまに鋭利な木片が混じっていることがあるため、そのような場合はハムスターが怪我をしないように取り除くのが良いです。

ペーパーチップ

紙が原料の床材です。吸水性に優れており、紙質が白色のものであればおしっこ色の変化や血尿や出血に気が付きやすいというメリットがあります。しかし柔らかい分爪が伸びやすいというデメリットもあります。

牧草

ハムスターが食べても安心。吸収性はよくないが、ゲージの外に散らばりにくく、掃除が楽というメリットがある。しかし、牧草はハムスターの目を突いて傷つけてしまうリスクがあります。先の尖った牧草はハムスターにとって危険であるため、選ぶ時には形状をしっかりと確認する必要があります。また牧草はハムスターのオシッコがかかると、ベタベタとした感触が残りやすいというデメリットがあり、ハムスターのケージをクリーンに保つという観点からも、牧草はあまりおすすめできません。

コーンチップ

とうもろこしの芯や粒を細かく砕いて作られているのが「コーンチップ」です。素材に食べ物を使用しているため、ハムスターの口に入っても安心です。吸湿性が高くアンモニアなどのガスを吸着してくれ、ホコリが出にくく使い勝手に優れているというメリットがあります。しかし、ほかの素材と比べると価格は高めであり、食品素材なので、カビの発生や腐敗のリスクには要注意です。清潔に使用するためにも、定期的なメンテナンスを行う必要があるというのがデメリットです。

新聞紙

新聞紙は細かく刻んで使用します。保温性に優れてり、イングも害が少なく使用しやすいというメリットがある。しかし、インクの色が被毛についてしまい黒っぽくなってしまったケースもある。

キッチンペーパー

細かくちぎって使用する。吸水性に優れておりおしっこの異常や出血に気が付きやすいメリットがあるが、溶けにくい素材のため、床材を食べてしまうハムスターには不向き。

トイレットペーパー

細かくしてから使用する。吸収性がよく、おしっこの色の変化や出血も発見しやすいというメリットがある。

注意が必要な床材

綿

ハムスターが飲み込むと、腸閉塞を起こすリスクがあります。幸い綿が便と一緒に出てきても、便が何個も連なって出てきたりかたい状態で出てきたりする可能性もあります。さらに綿の繊維は、ハムスターの手足に絡まってしまう骨折などのけがの危険性もあります。綿に頼らずに、安全な素材から作られた床材をおすすめします。

ティッシュペーパー

吸収性に優れていますが、薄いためハムスターの頬袋に貼りついたり、胃腸に詰まったりする危険性があります。

天然の素材であり、一見良さそうに思えますが、清潔に保ちにくく細菌の繁殖の恐れがあります。また色が濃いためおしっこの色の変化や出血に気が付きにくいです。

ペットシーツ

ペットシーツには給水ゼリーを使用しており、これをハムスターが食べてしまうと体内で固まって命の危険にかかわります。使用しないようにしてください。

まとめ
ハムスターにとって危険な資材は避け、ウッドチップやペーパーチップを中心に使用するのがおすすめです。単一の素材だけではなく、混ぜて使うのもありだと思います。

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