運動不足解消のために回し車を用意する必要があります。野生のハムスターは1日で10~20㎞走ることもあるそうです。運動不足はハムスターの肥満やストレスのもととなるため、思いっきり走れるように準備してあげましょう。
この記事では以下のポイントについて説明しております。
・回し車の種類について
・夜中にうるさいと感じないよう静穏性のものがおすすめ
・ハムスターの安全面を考慮したデザインを選びましょう
回し車は、飼育しているハムスターの体の大きさに合うものを選びましょう。体に対してサイズが大きすぎると、遠心力で飛ばされて骨折などの怪我をしてしまうおそれがあります。逆に小さすぎる回し車だと、無理な姿勢で走ってハムスターの腰を痛めてしまうこともあります。
体の大きなゴールデンハムスターには15~21cm程度のサイズ、ジャンガリアンハムスターやロボロフスキーハムスターなどのドワーフハムスターには15cm前後のサイズが目安になります。
また、種類だけでなく個体差も考慮して選びましょう。成長して大きくなり、サイズが合わなくなったら体に合うものに買い替えてあげると良いでしょう。
回し車には、ケージに固定して使う「取り付け型」と、台座付きで置いて使う「スタンド型」の2種類があります。取り付け型はケージの壁面に取りつけるため省スペースで、ハムスターが回し車を激しく回しても倒れる心配がないのが魅力です。使用しているケージの形状によっては、取り付けできない製品もあるので注意しましょう。ケージと回し車の間にハムスターが挟まってしまわないようなものを選びましょう。
取り付けタイプの回し車を設置するなら、ケージと同じメーカーで揃えるのもおすすめです。ほとんどのものは隙間ができにくいよう設計されています。
一方、スタンド型は自立するため設置するケージの種類を選びません。アクリルやガラスでできた水槽タイプのケージでも問題なく使用できます。ただし、バランスを崩して倒れてしまうことがあるため、安定性の高いものを選びましょう。なかにはハムスターが倒しづらい、横置きのお皿タイプの回し車もあります。ハムスターがバランスを崩し倒れてしまわないように、安定性のあるものを選んであげましょう。やや安定感に欠けると感じた場合は、床にテープなどで固定するとよいでしょう。
ハムスターのケージと飼い主の寝室が近いという方は、音の静かな回し車がおすすめです。ハムスターは体が小さいですが活発で、一晩中回し車で走っていることもしばしば。しかも基本的に夜行性です。
寝ている間に回し車の「カラカラ」という音が気になってしまうため、「サイレントホイール」「静音タイプ」と明記された音の静かな回し車を選びましょう。
回し車はデザインによっては、ハムスターのケガなどにつながることもあるので、安全性の高いものを選んであげる必要があります。ホイール部分がはしご状のものは、踏み外しやすく危険です。また、メッシュ状のものなど足が入る溝やつなぎ目があると骨折のおそれがあります。ホイール部分は溝がなく、フラットなものを選びましょう。最近は100円均一にも安価な回し車が売っておりますが、はしご状のタイプのため危険でお勧めできません。
ゴールデンハムスターには15~21cm程度のサイズ、ジャンガリアンハムスターやロボロフスキーハムスターなどのドワーフハムスターには15cm前後のサイズを選び、ゲージの種類によって「取り付け型」か「スタンド型」の2種から選びましょう。飼い主とハムスターの快適さを実現するために静穏性で走行面に隙間がないデザインのものがおすすめです。
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