ハムスターは小さくてかわいらしいペットですが、寿命は犬や猫などのペットと比較すると短いことで知られています。ハムスターの平均寿命は2〜3年と短いですが、その短さゆえに飼い主との特別な時間を過ごすことができます。 この記事では、ハムスターの寿命についての基本的な知識と、飼い主がハムスターとの幸せな時間を過ごすためのポイントを紹介します。
なぜ寿命が短いのか
ハムスターの寿命の短さは、彼らの生態に関係しています。野生では、ハムスターは小型の獲物として他の動物に狙われやすいですが、繁殖力が高いため、短い寿命でたくさんの子孫を残すことで厳しい自然界で生き残るという生存戦略となっております。
また、動物は一生のうちに心臓が動く回数が15億回ほどと決まっています。心拍数はどの動物も同じですが、ハムスターは心臓を動かすスピードが早いため、その分ほかの動物よりも早く寿命を迎えます。
ちなみにカメが長生きなのは心臓を動かす回数が遅いので、長生きする傾向にあります。
寿命はどのくらいか?
一般的なハムスターの寿命は、2〜3年とされています。ただし、これは平均的な寿命であり、個体差や飼育環境によって異なる場合もあります。中には3年以上生きられる個体も存在します。
わたしが飼育していた経験では3年の寿命の個体が多い気がします。ギネス記録には「4歳6ヶ月」生きたハムスターが記録されています。ブログやYoutubeで「うちのハムスターは4年生きました」なんておっしゃっている方を数名見かけたことがあります。ちなみにハムスターの4歳6ヶ月は人間でいうと135歳です!ぜひ長生きできるように大切に育ててあげてください!
種類による寿命の違い
- ゴールデンハムスター:2~3年
- ジャンガリアンハムスター:2~3年半
- キャンベルハムスター:2~3年
- チャイニーズハムスター:2~3年
- ロボロフスキーハムスター:2~3年
一般的に、ゴールデンハムスターは他のハムスター種よりも寿命が長いとされていますが、これにも個体差があります。ロボロフスキーハムスターやキャンベルハムスターなどの品種の一部は寿命が比較的短い傾向があります。しかし、あくまでも平均して2~3年の寿命であるのは変わりません。お好きな種類のハムスターを選んで愛でてあげるのが良いと思います。
個体差による寿命はあるの?
個体差による寿命はあると思います。ペットショップからハムスターを向かい入れる方が多いと思いますが、健康で活発な個体を選ぶようにしましょう。ペットショップで選ぶ際に「非常におとなしい。人間を怖がっていないのかな?」と思って購入したところ実は弱っている個体ですぐに亡くなってしまった、という事例も知っています。店員さんなどに聞いて確認してみるのも良いでしょう。
オスとメスでの寿命の違い
オスとメスでは寿命はさほど変わりませんが、メスの方が寿命は短いみたいです。
なぜならばメス特有の病気(子宮の疾患)が多く、それが原因でなくなることが多いからだそうです。
また、メスは繁殖の際に出産や子育てのためにエネルギーを消費します。繁殖によるストレスや体への負担が増えるため、寿命がオスよりも短くなることがあります。
ハムスターは成長速度が速く、病気にかかると進行するスピードも速いです。オス、メス関係なく病気にかからない様に毎日体調の変化がないか確認する必要があります。
長生きするハムスターの見分け方はあるの?
寿命の長さは飼育状況によってかなり変わってくると思いますが、
まずは向かい入れる際に健康なハムスターを選ぶことが大切です。
健康なハムスターを見分けるポイント
- 毛並み・毛艶が良い
- 下痢をしていないか、目やにはないか
- 骨折などしていないか(足を引きずっていないか?)
- 他のハムスターと比べてやせすぎていないか
- 耳がピンとしているか
ハムスターは周囲を警戒し、耳から多くの情報を得ているため『耳がピンとしているか』は、ハムスター健康かどうかみわけるポイントの一つとなります。
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