ハムスターと仲良くなるコツ

お世話の仕方

ハムスターの気持ちや感情を理解することが仲良くなる始まりです。最も重要なのは「ハムスターが嫌がることをしない」ということです。「このひとは嫌なことや怖いことをしない」とハムスターが理解できれば信頼関係を築けると思います。

ハムスターは警戒心が強くて臆病

ハムスターは野生の環境下では外敵が多い環境で暮らしていたため、周囲を警戒する習性があります。自分を食べようとする肉食動物はもちろん、縄張りを守るために同じハムスターにも警戒しています。

飼育下では安心でき、飼い主も敵ではないとわかれば徐々に警戒心が少なくなっていきます。個体によっての性格もあるため、すぐに人に慣れる好奇心旺盛な個体もいれば、非常に怖がりな個体もいます。

焦らず時間をかけて仲良くなる

「ハムスターと仲良くなりたい」「スキンシップをとりたい」「なでてみたい」と飼い主であれば思うのは当然だと思います。しかし信頼関係が築けていないのに触ろうとするのはよくありません。一度「この人は怖い!」と思われてしまうとその記憶を修正するのに苦労する場合もあります。向かい入れたばかりの際はまず「嫌なことをしない」ことを気にかけ1~2週間は様子を見るようにしましょう。

ハムスターの苦手なこと

  • 大きな音
  • 強いにおい
  • ほかの動物
  • かまいすぎる
  • 睡眠の邪魔をする

大きな音をだす、乱暴なドアの開閉音やゲージが置かれている台や床に大きな振動に対してびっくりしてしまうことがあります。怖がらないように注意してあげましょう。また大きな声にもびっくりするので、声をかけるときはワントーン下げてあげるとよいでしょう。

強いにおいを出す香水やたばこは嗅覚のするどいハムスターは嫌がることがあります。飼い主のことも臭いで認識しているので、刺激が強すぎる臭いは出さないように注意してあげてください。

ほかの動物に対して警戒心を示す場合があります。ハムスターは自然界では捕食される側のため、他の動物に対して恐怖を感じることがあります。また、ほかの動物のにおいに対しても警戒する場合があります。

かまいすぎるとハムスターはストレスを感じてしまいます。さわられるのに慣れている個体でも長時間触れられているとストレスに感じてしまいます。「1日10~15分」といったように時間を決めて触れ合うのもよいかもしれません。

睡眠の邪魔をするとハムスターはストレスを感じてしまいます。睡眠中に突然触られると驚いて警戒態勢にはいって飼い主を噛んでしまうこともあります。ハムスターのケージを掃除をする場合はなるべく起きているときに行い、ストレスを感じないようにしてあげると良いです。

手から餌をあげる

ハムスターは食事やおやつがを食べるのが大好きです。飼い主を「餌をくれる安心できる人」と認識してくれると距離が縮まるのが速くなります。餌をあげる際は一度手で包むなどして飼い主のにおいを移して覚えさせることも効果的です。ハムスターが慣れてくるとハムスター側から餌をもらいに徐々に寄ってきてくれます。

以上のことを念頭におき、焦らずゆっくりと仲良くなっていただければと思います。

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